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三笑亭夢丸さん死去。過酷な闘病生活となったその病気とは [芸能]

7日、落語家の三笑亭夢丸さんが中いん頭がんのため亡くなった

2010年に中いん頭がんの治療を行い復帰したが

2014年3月にのどの不調から再度治療を受け療養中だった


闘病生活はかなり過酷だったようだ


夢丸さんが最初に違和感を持ったのは2010年の春

右の鼻の違和感から近くの耳鼻科を受診すると炎症があると言われたばこが原因だと思ったそうだ

テレビCMで「医療機関にかかることで禁煙を実行しましょう」というのを目にし

お医者さんと約束したらたばこを止められるはず、と思い病院に行く決心をしたそうです

知り合いの医師がいる大学病院に相談に行き、痰をとって検査した

結果は中咽頭がん。さらに詳しいけんさをすると

中咽頭に2cmのがんがあり、リンパ節にも見つかった

ステージはⅢ・・・放射線治療をすることになった

は2010年4月から中咽頭と転移している近くのリンパ節への放射線治療が毎日行われ

計32回、合計の線量は66グレイ

治療自体は2分だが体がクタクタに疲れるらしい

苦しい治療を受けた甲斐があり、がんはどんどん小さくなっていった

「がんは大した病気じゃないな」と思ったそうだ

退院後、すぐに寄席の高座に出たが2011年3月リンパ節にがんが再発

放射線治療は2度できないため外科手術することに

手術は4時間半かかり転移していたリンパ節を全部取る大手術

しかし、別の検診で大腸がんが見つかり、内視鏡による切除術も受けた

「咽頭がんになったことがきっかけで見つかったのだから、よしとしなければ」

夢丸さんは前向き思考で頑張った

2012年、上咽頭がんという形で再発し外科手術をする

「もう、しゃべれないかも」と説明されたそうだ

噺家を辞めることは夢丸には絶望的なこと

弟子たちも、家族も「死んでくれるな。何とか生きてくれ」と言ってくれた

それを聞くと手術をするしかない。しゃべれなくなっても、、、と決意

2012年4月に受けた手術は9時間半に及んだ大手術

顎の骨を割って、耳の後ろまでざっくり開いた

顎の部分を切除すると、顔の形が大きく変わってしまうため高座に上れない

左足の内腿を20cm ほど切って口腔内に移植

入院は1カ月半にわたり、記憶が半分ない。幻覚が見えたそうです

口蓋垂(いわゆる〝のどちんこ〟)が切除されたのだ

のどちんこがなくなると、かきくけこ、さしすせそ、たちつてとの発音ができない

落語で重要な「ばか野郎」の〝ば〟などの破裂音が出せなくなる

噺家として必要なものを奪われた気がした。声帯は無傷なだけにやるせなさがあった

噺家がお客の前で話ができないという寂しさは絶望感以外の何ものでもなかったそうです

そんな時に手で鼻をつまめば、声が出ることがわかったそうだ

妻の八重子さんが「シンクロナイズドスイミングのような鼻栓をしてみたら」と思いついた

しかし残念ながら転用はできなかった。

息子さんが、鼻の穴に詰め物をする治療を考案した医師がいることを調べた

皆木省吾医師が提示した鼻栓のような器具は、夢丸さんにジャスト・フィット

外見的にも装着していることがわからない天の恵みのものだった

夢丸さんはそれを付けて、高座に復帰する決意

また自ら賞金を出して新作落語「夢丸新江戸噺」を募集するなど落語界に貢献した

これほど落語に熱意を持たれてた夢丸さん

病気に勝って欲しかったです

ご冥福をお祈りいたします、、、


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